今年の3作品目 この本は妻が読んでいた古本ですが「面白かったから読んでみたら?」と回ってきました(^^; 昨年の9月にも貫井さんの『乱反射』が回ってきましたけどね。
貫井さんの作品はいくつか読んでいますが、この作品がデビュー作だったんですね。
文庫本としての初版は1999年ですが、単行本として出版されたのが93年のようですから、ちょうど30年経過して読んでいたわけでインターネットとかスマホなどの単語は出てこなかったが、古さを感じなかったですね。
いかがわしい新興宗教にのめり込む男性の場面と連続少女誘拐殺人を追う警察の場面がどう繋がってくるのかわからないまま進むが、読み辛いということはなくページは進みました。
後半になって、少女誘拐殺人犯はそういう目的だったんだ。ってわかってきて、残りページがかなり少なくなって一体どういう結末になるんだ?ってドキドキしながらページをめくると・・・えっ!? なんで? 一瞬、読んでいた自分の頭の中がパニック状態に陥ってページを戻って確認したりした(^^;
いやぁ、この展開は全く予想していなかったので驚かされました。 また、これくらい驚く作品を読みたいな。