今年の12作品目 一週間以上前に読み終えているが、記録に残すのをサボっていた(^^;
知念さんの作品は“死神シリーズ”である『優しい死神の飼い方』と『黒猫の小夜曲』を読んで面白かったので、その後、“病棟シリーズ”の『仮面病棟』、『時限病棟』等々読んでおりますが、本屋大賞ノミネート作の本書も読んでみたいと思って書店で購入。
本書は先に挙げた作品と違って、ミステリー的なところも少し入っていますが、本格的な?医療ドラマっぽい作品でちょっと意外でした(笑)
ストーリーとしてはややベタかな?と思うところも無きにしもあらずですが、わかりやすい上にどう展開していくのか気になってページがどんどん進んで行きました。 後半は感動続きで涙を誘い、ちょっと予想できた感もありましたがラストも爽やかでいいですね。
終末医療に対する難しさがでてきますが、病気だけではなく、ちゃんと患者さん自身を見た治療方針を考えてくれる平良先生のような方ばっかりであって欲しいものです。