Rider Hide の No Guts, No Glory

マイペースな人生を目指し、バイク,写真,自転車,小説などが好きで、BMW R1200GS、Vespa LX150ie、CARRERA NITRO SL、Tern Surge Pro乗りのOver還暦ライダーです。 写真展には「 Hide.Yamamoto 」のネームで出展していることが多いです

浜口 倫太郎(著)『AI崩壊』(講談社文庫) 読了

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 今年の8作品目 浜口さんの作品を読むのは初めてであるが、付いている帯を見るとつい先日(と言っても、2ヶ月以上過ぎているが・・・)映画公開されたものらしいですね。 全く知らなかった (^^ゞ

 ディープラーニングの登場というか実用化で始まった第三次AIブーム到来により、何でもかんでもAIって感じだったが、ここへきて少しは落ちついたかな?って気がしないでもない。 時代は繰り返すので、再びAIは冬の時代を迎えるのだろうか?

 さて、本書だが久々に?SF推理小説の類を読んでみた。 車の自動運転はもちろん医療面で投薬、治療、心臓ペースメーカーの管理なども万能AI「のぞみ」が行うようになり、人はみなその「のぞみ」に頼り切っているってか?

 2030年ってことになっているが、あと10年でここまで進むかねぇ? ちょっとばかし時間が足らない気がする。 せめて2050年くらいにしておけばよかったのではないだろうか。 もっとも、Flyと称する蝿型の超小型ドローンは2030年まで待たずに欲しいけどバッテリー改革が進まなきゃ何分も飛べないだろ(^^ゞ

 話を戻して、その頼りにしていたAI「のぞみ」が何者かによって暴走させられ、とうとう人の命の選択をし始める。さて、その暴走を止められるか・・・かなり、無茶な話もあったが、映画化されているだけあって話の流れは判りやすかった。 真犯人はすぐに予想できてしまったのはちょっと残念ですけど。

 映画館からも足が遠のくし、新型コロナを何とかできるAIを開発して欲しいものだが、所詮は過去データが物を言うだけだから未知のモノに勝てるわけ無いか。