Rider Hide の No Guts, No Glory

マイペースな人生を目指し、バイク,写真,自転車,小説などが好きで、BMW R1200GS、Vespa LX150ie、CARRERA NITRO SL、Tern Surge Pro乗りのOver還暦ライダーです。 写真展には「 Hide.Yamamoto 」のネームで出展していることが多いです

知念 実希人(著)『黒猫の小夜曲』(光文社文庫) 読了

f:id:Rider_Hide:20181123223632j:plain

 今年も残り1ヶ月ちょいだが、これで24作品目。 知念さんの作品を読むのは初めてだと思う。 手持ちの本がなくなっていたので、昼休みの散歩をちょっとショートにして、職場の近くにある古本屋へ入ってみたところ比較的新しいこの本が目についたので購入した。

 人間が死んだ後、肉体に閉じ込められていた“魂”が解放され、その魂を『我が主様』へ導く『道案内(死神?)』が、左遷され?黒猫の姿となって地上に降り立ち、未練に縛られて地縛霊となってしまった魂を救うという面白い内容。


 第一章を読み終えて第二章に移ったところで、それぞれの章毎に完結しているのかな?と思ったが、ちゃんと続いていて、しかも連続殺人のミステリー。 第三章の「呪いのタトゥー」は、すぐにピンと来たが、その後はどんでん返しもあって楽しめました。

 猫にされてしまった当初は早く「道案内」に戻りたいと言っていたが、最後には・・・本当の猫のようになって?よかったです。

 読み終えてから知りましたが、これは「死神シリーズ」と呼ばれる第2弾だったんですね。今度、第1弾の「優しい死神の飼い方」を探してみよう。