今年やっと9作品目(11冊目)の読了
三島由紀夫の小説なんですが、冷戦下における核兵器問題を訴えているようだが、ブッ飛びすぎて私の頭では少々(かなり?)理解を越える内容で、さすがに途中でギブアップか?と思いながらも何とか読み切った。ちょっと時間が掛かったが(^^;
それにしても、このオレが三島作品を読もうなんて高尚なことを考えたのは不思議だ。なぜ、この本を買ったんだろう?
会社帰りに一杯飲んで、ほろ酔い加減で書店に立ち寄って隣にあった本と間違えてレジに持っていったか?(笑)
大体、私が三島由紀夫に関して知っていることは、小説家であったらしい?ことと、自衛隊市ヶ谷駐屯地で誰かを監禁し、バルコニーで演説後に割腹自殺を遂げた(これもオンタイムと言うより後々、TVなどで何度か出てきて知っている?)くらいで、どんな本を書いていたのかすらよく知らないのに・・・
何とか読み終わって、書店で付けたもらっていたカバーを外したら、映画化の帯が・・・あぁ、そういうことだったか・・・思い出した(笑)
奇しくも、本日の読売新聞の夕刊にこの映画化の記事があり、原作は私が5才の頃の1962年に発刊され、発表時にも色々と話題になったらしいが、1960年代の核兵器開発競争の問題を地球温暖化問題にして、登場人物の仕事も今風のものに置き換えるなど、大きく脚色されているらしい。
ふ〜ん、そんなに大きく脚色で変えてしまったのはどうなんだろう。これじゃ、映画を見ても原作で分かりにくかったところは理解できないか。