Rider Hide の No Guts, No Glory

自由気ままな人生を目指し、バイク,写真,自転車,小説などが好きで、R1200GS、CARRERA NITRO SL、Tern Surge Pro乗りの還暦ライダーです。 写真展には「 Hide.Yamamoto 」のネームで出展していることが多いです

榎田 ユウリ(著)『死神もたまには間違えるものです。』 (新潮文庫nex)読了

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 今年の15作品目。 榎田さんの作品は2冊目のはずで先に読んだ『ここで死神から残念なお知らせです。』の続編というか死神シリーズものです。
 職場の近くにある古本屋で見つけ「ここで死神から・・・」が面白かったので購入しました。

 話の大きな流れとしては「死んだ事に気づかずに普通に生活しようとする者を死神と名乗る“余見 透”が説得させてちゃんと?死なせる(成仏させる)」もので「ここで死神から・・・」と基本的に同じですが、今回は路線バスに乗り合わせた乗客のうち個性豊かな4名(余見から言わせると“クライアント”)がとある事故?発生時に同時に死んだことになっている。

 前作と一番大きく違うのは同じバスに乗り合わせながら死んでない“天堂”という医者(ただし、美容整形外科医)が登場して、4人の“死にきれない死者”と“死神”と最後まで絡んでる点かな。

 テンポ良く話も進むので、前作同様にドンドンとページは進みました。 主人公?であるクライアントの“ゾン”・・・じゃなくて“高橋”・・・じゃなくて“高梨”に対してはもうちょっと自己主張しろよ!ってと思うが、まぁ人生色々だからいいや。 それよりも後輩の倉本だったっけ?腹立つ野郎だな。

 クライアントがちゃんと死ぬには、強く「生きたい‼」と思うエネルギーが必要という発想はある意味面白いですね。

 ラストで天堂医師には吃驚する仕掛けがありますが、それは最後まで読んでね(笑) 

 ちょっと気になったのは「死神も・・・間違えるものです」ってタイトルから、クライアントを間違えた? あるいは、本当は生きていた? と思ったんですが・・・ちょっとその点は残念だったかも。