今年の30作品目 これで今年はラストです。 なんとか30作品に届いた。 先ほどの「クレーン男」も読了としたことで無理矢理30にした感もあるが、まぁ最後まで読んだことは確かだから(^^ゞ
さて、本書に話を戻そう。 一般的によく知られた忠臣蔵の本ならさほど読みたいとは思わなかったが、タイトルに釣られて手に取り、背表紙に書かれた概要を見ると『浅野内匠頭に襲われた吉良上野介は急死してしまい、上野介の弟が替え玉に。 大石内蔵助も勝手に死んだ主君の為に討ち入りなんてしたくない。』ってことで『偽者の吉良と不忠の大石が繰り広げる笑って泣ける忠臣蔵』とあるので、これは面白いかもしれないと思って購入した。
多少ネタバレになるが、偽物の吉良は暗愚の兄をそして内蔵助は暗愚の上役を持った者として意気投合し、その後、討ち入りの作戦を練るなんて笑ってしまう。いやぁ〜予想以上に面白かった。どうなっていくのかとあっと言う間に読み終えてしまった(^^ゞ
よくある忠臣蔵は上野介が意地悪なクソじじい、内蔵助は昼行灯と呼ばれながらも沈着冷静で忠義の人って印象づけられているが、どこまで史実が正確なのか分からないから、こんな話があってもいいじゃん(笑)
土橋さんの作品は始めて読んだが『超高速 参勤交代』の映画をTVで見て面白かった。この作品も映像化して欲しい一冊だな。
さて、来年は何冊の本に出会えるかな。