今年の10作品目 “犬”を読んだらやっぱり次は“猫”でしょ・・・って訳じゃない。だって、私は基本的に犬派ですから(笑)
それはさておき、次は何を読もうかなぁ〜と書店で物色していたら、表紙の写真とタイトルが何となくTVドラマの「家政婦は見た」を思い浮かべてしまい、ミステリーぽい作品もあるのかなぁ〜と思って購入した。 どちらかと言えば、犬よりも猫の方が謎めいた雰囲気が強くて、ミステリーには向いているしね(笑)
さて、本題に入りましょうか。 猫が主人公の作品って訳じゃないが、7人の作家さんによる猫が関係した短編集でサクサク読めたので、既に読み終わって一週間以上経ってます。(記録に残すのをサボっている)
残念ながら、本格ミステリーってところまでは行かない・・・。そりゃ〜、短編作品だしね(^^ゞ
本物の猫が登場してこない?作品もありましたが、猫を通じて、人間ドラマが描かれているちょっと深い話もあります。 もっとも、私の読解力不足もあって、ちょっとついて行けない。ってのもありましたけど(^^;
個人的にベスト3を上げると、湊かなえさんの「マロンの話」、加納朋子さんの「三べんまわってニャンと鳴く」、有栖川有栖さんの「エア・キャット」かな。
湊さんと言えば、どうしてもイヤミスのイメージが強いが「マロンの話」はホッとさせる作品ですね。 母猫である「マロン」の話をしている「ミル」自身の話ももっと聞きたい。というか読みたい気持ちにさせられますね。
加納さんの作品は初めてだと思うが、スマホゲームにハマっている情けない?主人公と行きつけの美容院の女の子がどうなっていくのかと思っていたら、ラストはちょっと悲しい話も出てくるが、最後にはじんわりと温かくなった。
有栖川さんは殺人事件の謎解きもあって一応はミステリー作品ってことかな。