今年の2作品目 これは市内の古本屋にブラっと入って見つけ、2008年11月27日の第8刷発行となっているがジャンル的には歴史モノなので16年近く経過していることは気にせず購入。
関ヶ原の戦い前後におけるの有名・無名?の武士などを主人公にした8編からなる短編集なのでサクサク読めた方かな。
「雨おんな」,「侍大将の胸毛」など恋物語的なものは好き嫌いが分かれそう。 司馬遼太郎さんの作品はそれほど読んだことはないが、こうした話も書いているんですね。
最後の後藤又兵衛と真田幸村を描いた「軍師二人」は大阪落城時の話なんだが、やっぱりこれが一番かな。 昨年の大河ドラマ『どうする家康』とはまた異なった豊臣秀頼や茶々のイメージですね。この二人を主人公にした長編モノがあれば読んでみたい。