今年の22作品目 読書の秋なのに読むペースが落ちたようにも思うが、まぁいいや。
さて、本書ですが『2023年 第11回 大阪ほんま本大賞受賞作！』ってことで書店に平積みされていたので購入してみた。
京橋のキャバレー『グランドシャトー』のホステス・ルーの半生を描いたもので少々ネタバレになるが･･･昭和35年、訳あって家を飛び出したルーがグランドシャトーに流れ着き、No.1の真珠を本当の姉のように慕いつつ、持ち前の才能と努力でNo.2に上がっていった。
二人でNo.1,2を続けて行くのかと思ったが、ルーの夢が破れて東京のTV業界へ進出を決める。そこでこれまた才能を発揮してタレントとして人気が出るが、あるきっかけで再びグランドシャトーへ戻ってきたものの、時代の移り変わりと共に衰退しているのを目の当たりにして少なからずショックを受ける。
しかし、真珠がまだ現役のホステスを続けている姿を見て店を以前のように立て直すべく裏方でパワフルに動き、とうとうホステスとしても復活して72歳になるまで現役を続けている。
1960年代から平成のバブル崩壊する頃の話なので、私よりも一回り以上年上の大阪人ならよく知っているのだろうが、京橋に「グランシャトー」ってキャバレーが実在してCMソングも有名だった？らしい。
今でもパチンコ、カラオケやサウナなどが入った「グランシャトービル」は存在するようだ。行ったことないが(^^;
大阪に転勤してきた頃もCMは流れていたんだろうか？ 記憶にないが、それが一番気になっていたりして（笑）
