今年4冊作品目の読了 読み終えて既に2週間近くなるのに記録を書いてなかった(^_^;
昨年末?に書店の平積みで見つけて購入してあった本ですが、珍しく帯が巻かれていなかった。
いつもなら帯に書かれた文句に釣られて買うのに、今回は何故だろう・・・著者も書かれていない真っ黒なカバーがなにか気になったからだろうか? それもゼロじゃないが、書店の人が作った宣伝文句に釣られたような記憶があるな。まぁ、それはいいか(^^ゞ
多少ネタバレになるが、元カメラマンで目が不自由な主人公の村上和久が孫娘への腎臓移植の適合検査をしたところ、残念ながら検査の結果は適さないことが分かるところから話は始まる。
孫娘を助けるために、和久が記憶が定かではない子どもの頃に中国で生き別れ、残留孤児になっていて中国から帰国し、実家の母と二人暮らしていた実兄に適合検査を頼むが、頑なに断られ、もしかして兄は偽物ではないか? 実母の命を狙うのではないか?などと疑い、盲目の身体で真相追究に動くことに。・・・そして、複雑な事件にも巻き込まれていく。
ジャンルは推理小説なんでしょうが、殺人事件ではなかった。(途中は殺人が絡んだ話かと思ったが・・・)
それにしても、最後のどんでん返しが・・・これは思いつかなかった。やられた〜
私の知らない中国残留孤児の大変さ、盲目の大変さが少しではあるがは分かった気がする。そういう意味ではなかなか重い本ですね。