今年やっと8作品目(10冊目)の読了
例によって書店の平積みで見つけて、間もなく封切りされる映画の原作なので読んでみようと思って購入。
ネタバレではないが、ちょっとだけあらすじを(^_^;
巨人軍の王選手が756号ホームランを打って「世界一」となった1977年に出会った3人の家出少年が1人の女性に救われて幸せに暮らし始めるが、それもつかの間で、ある殺人事件が起きてバラバラになり、その後3人は会うことも無く、長い年月が流れていった。
そして「第1回 ワールド・ベースボール・クラシック」で王監督が率いる日本代表チームが世界一となった2006年、偶然?3人が再会したところで殺人事件が起きる。
しかし、一人は刑事、一人は容疑者、一人は被害者となる。
これはミステリーやサスペンスの分野ではないんだろうな。 映画の原作という割に短い本で、余分な描写が無くスムーズに読めだが、その分、何となく物足りない感じもした。あまりドロドロとした話は嫌だがもっと、3人のことを深く描いて欲しかった気がする。
映画でどこまでその辺りを上手く映し出しているのだろうか?
と思ったら、読売新聞の夕刊に映画の紹介記事があった。 あれ、原作の舞台は北海道なのに富山に変わってるのか。その辺りの変更理由は何かあるのだろうか?
さらに、記事には「解決するシーンは少々唐突で、真相は呆気ない。ただし、本作は・・・(中略)・・・ミステリーではない。重い過去を背負った者たちが、その後の人生をどう過ごしてきたかに思いをはせるドラマである」と書かれていた。
そうそう、その重い過去を背負った葛藤?を映画で読み取れるかどうかだな。 映画公開までには読み終えたが、映画館に足を運ぶかと問われると答えは微妙だ(^_^;