今年の20作品目(23冊目)です。 もうすぐ11月になると言うのにやっと23冊ってやっぱり少ないか。
書店で何だか変わったタイトルの本(パッと見たときは「奇奇奇譚編集部」しか見えていませんでした)が、手にとってみたら「ホラー作家はおばけが怖い」と続いていた。
帯に書かれた「期待度満点!!」や「究極のホラー小説を目指す!」が目につき、最下段には「第24回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞」とあるので、久々に?ホラー作品を読んでみようかと購入。 いつもながら帯に書かれた文字についつい釣られている気もしないではない(笑)
さて、本書ですが「幽霊のコンテクスト」と「逆さ霊の怪」の2編が納められている。
最初の「幽霊のコンテクスト」は、霊が見える恐がりのホラー作家の“熊野(ゆや)”と怪奇小説雑誌『奇奇奇譚』の編集者で熊野とは正反対で霊に対して無敵?というか、霊の方が怖がる“善知鳥(うとう)”が噂になっている心霊スポットをいくつか取材をすると、噂通りの霊がちゃんと現れる。(もちろん、見えているのは怖がっている熊野一人だけだが)
そして、現れる霊には共通点があることに気づいて話は進み、霊が何かを伝えたいってことではないか?と気づいて謎解きが始まる。・・・続きは読んでのお楽しみってことで。
これもホラー小説の分野なのかなぁ~?。広い意味ではそうかも知れないが、帯にあったような「究極のホラー小説」っていうのは、ちょっと首をかしげるが、まぁいいか。
それと、カバーの絵は私が思い浮かべる2人のイメージと違うんだが、それもまぁいいか(笑)
「逆さ霊の怪」は「幽霊のコンテクスト」のプロローグ的な話になっているんだが、これは確かに後から読ませるのが良いですね。
ほんのちょっとだけ?飲んで帰る時に書店へ立ち寄った時に、これ以外の文庫本も含めて一度に数冊買っていたから、他のも早く読まねばいかんな。この速度でははたして年内に読み終えることができるだろうか?(^^;