特に理由は無いのだが、なぜか書店の平積みされている中で気になって購入した。決してパンが食べたかったわけではない(笑)
ところで、短編集だったのね・・・
表題作は、今ひとつ冴えない感じの大企業サラリーマンが特に頑張ることもなく、棚牡丹で出世していく。しかし、最後には大出世を振って『しあわせパン』の店を始める。ちょいと軽い気がするが、心はホンワカしてまずまずか。
残りの2作は、う〜む・・・ちょっとどうなんだろう。
特に2作目の「ホルモン・・・」は連日のように沢山の大腸の手術をこなす外科医がホルモンを食べるのだろうか? オレならとてもじゃないが食べたくない(笑)
3作目のおでんに関する話は、電車の車掌の部分は面白かった。とするとそのほかの部分は?
表題作に出てくる満員電車の座席取りの心理描写は良いっすね。主人公の気持ち良く分かるなぁ〜 オレも毎日味わっているから(^^;