今年の31作品目 これも図書館で借りてきた本です。一度に3冊も借りると期日までに読みきれるか微妙だなぁ~と思っていたが余裕を持って読み終えました。
いずれも読み易くて面白い内容だったし、毎日暑くて家でじっとしている時間が長かったという理由もあるかもね。
横関さんの作品は『再会』、『ルパンの娘』、『ルパンの帰還』を読んでいました。 実はこの記録を書き始めるまで、ルパンの娘シリーズの作者だったことに気がついていませんでした m(_ _)m
さて、本書ですが、裏社会で「誘拐屋」と呼ばれる仕事をするタムケンこと「田村 健一」が誘拐ブローカーの「直子」から指示された者を期日までに誘拐してくる。と言うあり得ない(?)話で連作短編集の形式になっています。
いつもは一人で誘拐するタムケンだが、新人育成ということで「根本 翼」と組んで誘拐をするよう指示され、翼に振り回されながら仕事をすることになる。
5編くらいまでは大した繋がりもなく淡々と進むので、ちょっと面白みに欠けるなぁ~と思っていたんですが、6編目からあれ?ちょっと流れが変わってきたかな。と思って読み続けると、それまでの話がちゃんと繋がっていることが判明して「面白みに欠ける」って思ったことを取り消さざるを得なかったです(笑) 流石ですねぇ~