今年の10作品目 書店で見たのか、新聞記事(広告?)で先に見たのかは覚えていないが、読んでみたいと思うタイトルに引っ張られて購入した本。 それは自分も万一、殺されるといけないから・・・? いえいえ、そんな心配は間違ってもありません(笑)
さて、そんなことは横に置いておき、本書ですが都内のアパレルメーカーに勤務する独身の?鈴倉茉菜が取引先の男がストーカーになって家の前で待ち伏せされていたところを救ってくれたのが・・・な・な・なんと、殺したはずの夫だ! といった感じで話はスタートする。
殺したはずの夫は怪我をしたときに記憶障害になっていて、幸いにして?殺された頃の記憶が飛んでいるって。 しかも、とんでもないDV夫だったのにそんな素振りもなく優しくなっている。
双子の兄弟だったとしても大人になれば些細な違いも目立つし、自分の夫かどうかはわかるのでは?と思うが・・・崖から突き落として殺したってことだが、本当は死ななかったんじゃ?その時に頭を打って記憶が消えたのでは?なんて疑問を持ちながら、本当に夫なのか? 記憶は戻るのか? 殺した(殺そうとした)ことはバレてしまうのだろうか?
そして、各章の終わりに突然と違う昔の話?は誰とどう繋がっているのか? なんてことを気にしながらも楽しく読み続けました。
ラストまで読んで、なるほど!そういう話になっていたんだ。ってわかり、久しぶりに面白かったミステリーでした。
そして、二人の将来に幸あれ。って思ったな。