Rider Hide の No Guts, No Glory

マイペースな人生を目指し、バイク,写真,自転車,小説などが好きで、BMW R1200GS、Vespa LX150ie、CARRERA NITRO SL、Tern Surge Pro乗りのOver還暦ライダーです。 写真展には「 Hide.Yamamoto 」のネームで出展していることが多いです

伊岡 瞬(著)『悪寒』(集英社文庫) 読了

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 今年の6作品目 伊岡さんの作品は読んだことあった気がして本書を購入したんですが、初めてだったようです(^^ゞ

 目次に「プロローグ」とは書いてないが、いわゆるプロローグで東京地裁の法廷において検察による殺人事件の被告人質問から物語が始まる。

 第一部で主人公の藤井賢一が上司である松田支店長から、嫌味(パワハラの範疇?)をタップリ言われているので、なるほど、この藤井が堪りかねて松田を殺すんだなと思い込んで読み進めたら、まったく違った展開だった。

 なんの事はない、帯にも裏表紙のあらすじにも「妻が上司を殺した」って書いてあるのに・・・一体どこ見てこの本を買ったんだ(^^;

 面白く読めるという類いの本じゃ無いが、話の展開として賛否両論分かれるところだろうな。一応、どんでん返しはあったが、なんとなく予想できそうだったし。

 まぁ、それほどダラダラと待たされるところは無くよかった。 それにしても、タイトルの「悪寒」・・・って。そうかなぁ~?