今年の4作品目 これも例によって職場近くの古本市場で購入したものですが、あの有名な 山崎豊子さんの『白い巨塔』をもじった?タイトルなので、それだけ内容に自信がある本なのだろうと思って迷わず購入しちゃいました。
幸か不幸か裁判員も含めて裁判にはほとんど縁が無いので、最高裁判所の組織や人員構成なんて知らないから、理解しながら読むのはちょっと大変でした。こんなに多くの登場人物が必要だったのだろうか?
作者の瀬木さんは元裁判官らしいので、出世レースやパワハラは裁判所でも存在していて、裁判官も単なる人間で聖人君子はいない。そして三権分立は建前だけ。という一種の暴露本なの?と疑ってしまった(^^ゞ
中程から「原子力発電所」がテーマになってきて、これはどう展開していくのか?とある意味楽しみにしたが、正直言って今ひとつの感で終わった。 笑えるような楽しい本は期待してなかったが、消化不良気味でした (;_;)