先日も予告記事をアップしておりますが、ネット繋がりの写真仲間18名で7月28日の日曜日から8月3日の土曜日まで、大阪駅前第2ビルの5階にあります『大阪市総合生涯学習センター・ギャラリーB』で開催する写真展『第17回 豊楽会』に参加します。
今回の豊楽会は展示パネルが統一ではなく、ある程度自由になったので私は木製パネルに写真を貼って展示することにて完成しました。 と言うことで、木製パネルへの額装を作業を記録に残しておこう。 ただ、これを額装って言うのは正確じゃないかも知れんが(笑)
まずは、材料から・・・
メインディッシュ?は『木製パネル』ですね。 高校生の頃は自分でベニヤ板と角材を買ってきてパネルそのものを自作してましたが、さすがに面倒なので完成品をヨドバシカメラで購入です(^^;
次に『水貼りテープ(幅38mm)』ダークグリーンもありますが、ブラックにしました。
必要な材料はこれだけなんですが、作業するのには水貼りテープを切るためのカッターナイフやそのテープを湿らすためのスポンジ、テープを貼る位置を決めるための定規など。
上の写真だとパネルの厚みがわかり辛いなぁ〜
と言うことで、もう一枚写真を載せておこう。 厚みは約20mmです。
それでは調理?開始ですが、まずは下ごしらえからです(笑)
水貼りテープの幅が38mmでパネルの厚みが約20mmありますから、パネル表面と背面に約9mmずつ被ることになります。 そこで、パネル表面に9mmの位置を罫書きします。
次に水貼りテープを予めパネルの長辺+α、短辺+αの各2枚カットしておきます。 準備が出来たので、テープを4辺に貼っていきましょう。
人によってはこの水貼りテープを湿らせてからパネルに貼るって方もいるようですが、このテープは湿らすと思った以上にフニャフニャになるのと粘着力が強くて扱いづらいので、私は発想の逆転でパネル側を湿らせます。
パネル表面はそれほどビチャビチャに濡らす必要もありませんし。
先に罫書きした線に合わせて乗せていけば、テープの糊が水を吸ってパネルに着いていきます。
もし、水気が足りなくて粘着力が弱いと思ったら、スポンジでテープの表面をなでると湿っていって粘着力が出てきます。
テープを先に湿らせてフニャフニャになったテープよりもこの方が位置決めが確実ですし、手にも糊がほとんどつかないと私は思います。
すぐにしっかりくっつきますので、今度は折り返す側のテープをスポンジで湿らせて貼り付けます。テープを湿らさずに角材を濡らしても大丈夫です。
辺より少し長めにしておいたので、カッターナイフで切り込みを入れて、下の写真のように折り曲げ貼り付けます。
反対側の一辺も同様に貼ったのが下の写真です。
次に残りの2辺ですが、テープの長さをピッタリに再カットします。それなら、最初からピッタリで切れば手間は省けるだろ?って話は・・・確かにあるな(笑)
そして貼り付け手順は同じで、パネル表面を濡らして貼り付けていきます。
これを最後の一辺に繰り返せば見事完成!!って威張るほどのものじゃないですね(^^;
あとはしっかり乾かせば木製パネルの作業完了。 以前にもギャラリー・アビィの写真展にA3ノビの木製パネルで出展しているので、ここまでの作業は慣れたものです。
ちなみに今回は一廻り大きいA2版なので、ここまでの作業よりもこのあとの写真を貼るのが難しいかも?
ということで、一番肝心な写真の貼り付けです。 前回のA3ノビはいつも使うピクトリコの300μm前後の用紙なので厚くてコシがあるから用紙裏面にスプレー糊を吹き付けて貼ったのですが、今回のA2版は厚手の部類なんですが、愛用のピクトリコの用紙より少し薄くいのでコシが弱い(サイズがでかいので相対的に弱く感じてしまうのだろう)ため用紙に糊をつけてしまうと作業が難しそうな気がしたので、パネル側に糊を吹き付ける方法でやってみます。
簡単に言えば、ハレパネに貼るような感じ・・・って言っても、ハレパネの粘着面の保護シートを全部剥がしてから貼るようなことになるのでそれも大変だろうなと想像するが。
おっと、その前に作品に一手間かけます。 用意するのは黒色マジック何ですが、何をするのかと言うと・・・
プリントされた用紙の四辺を黒く塗るのです。 わかり辛いかも知れませんが、下の写真の右側はマジックで黒く塗りました。左はまだ塗ってません。 ミスってプリント面にマジックがつかないよう慎重にね。
この一手間で木製パネルに貼った時に横から見ても白い線が出ないのです。 用紙が厚いと黒い水貼りテープの上で目立ちますからね。
そこまで凝る必要があるのかねぇ〜 ましてや大した作品じゃないのに・・・って言われるかも知れんな。 まぁ、所詮は自己満足の世界ですから(笑)
それでは貼り付け作業です。 今回必要なのは『古新聞』に『スプレー糊』と『マスキング用のテープ』です。 古新聞は言うまでもなく、スプレー糊が周囲に飛ぶので床面の養生です。
スプレー糊は種類がありますが、私は剥がすことが出来タイプを使います。 次回、このパネルを使いたいときに写真を剥がせるようにとの思いからです。 とは言え、剥がれてこないか心配で、ついついスプレーしすぎの気があるが(^^;
マスキング用テープは写真では分からないかも知れませんが、パネルの厚み20mm部分の水貼りテープにスプレー糊が付かないようきっちりとマスキングしています。
あまり粘着力の強いマスキングテープでは剥がすときに水貼りテープまで一緒に剥がれるかも知れないと思い、粘着力の弱いスコッチの「貼って剥がせるテープ」を使いました。
いよいよスプレー糊を吹き付けて写真を貼って完成ですが、ここからが最大の山場です。
高校生の頃に半切に伸ばしたモノクロプリントの木製パネル仕上げはプリントが濡れた状態で用紙を折り曲げて、ホチキスで角材に留めて周囲を水貼りテープで隠す仕上げ方式だったので用紙よりもパネルの方が一廻り小さかったので多少斜めになってもよかった(もっとも糊が付いていないのでいくらでも微調整できます)すが、今回は用紙とパネルが同寸なので、貼っていくときに斜めにならないよう細心の注意が必要なんです。
A3ノビまでなら自分で再プリントすればやり直しはきくが、間違ってもA2までのプリンターなんて持ってないから、プリントは外注したのでミスったら涙ものですが、何とか満足できる仕上がりになりました。よ〜く見ると・・・(^^;
肝心な完成したものが載っていなじゃないかって? ・・・ どんな写真なのか、綺麗に貼れたのかについては是非とも会場でご確認下さい(笑)
ちなみに木製パネルで2作品出展します。