Rider Hide の No Guts, No Glory

自由気ままな人生を目指し、バイク,写真,自転車,小説などが好きで、BMW R1200GS、Vespa LX150ie、CARRERA NITRO SL、Tern Surge Pro乗りの還暦ライダーです。 写真展には「 Hide.Yamamoto 」のネームで出展していることが多いです

垣谷 美雨 (著)『夫の墓には入りません』(中公文庫) 読了

f:id:Rider_Hide:20190211173848j:plain 今年の読書7作品目。 この本を新聞広告で見かけたとき、以前読んだ垣谷さんの『老後の資金がありません』が面白かったので、是非これも読んでみたいと思い、出張帰りに書店へ立ち寄って購入。

 自分で勝手に予想していた内容とはちょっと違っていたせいもあってか?面白さは『老後の・・・・』に負けた感じがあるが、これはこれで主人公の“夏葉子”が本当に可哀想だと感情移入して、姑と舅に加えて舅の妹は本当に鬱陶しくてイヤな奴らだなぁ~とか、実の母親は妹ばっかり可愛がってなんて薄情な親なんだ!、さらに実の妹“花純”の態度にも馬鹿野郎が!って、読んでいて『もういいから、夏葉子ブチ切れろ!』って思いながら読み進めた。 おかげで、サクサク進んだ(笑)

 ただし、夫が死んで独り者になったからと言って、工藤っていう今ひとつ良く分からん男に軽く付き合い出したのはちょっといただけないな。

 夏葉子の実父が一番よく理解してくれる人で、夏葉子の味方でかつ積極的な行動派だったことがちょっとホッとした。
 血が繋がっているんだから、少しくらい味方が居なくちゃねぇ。

 浮気相手なのか、それとも・・・・謎の女“サオリ”との関係は? なぜ、夏葉子に東京出張と嘘をついてまで、夫の“堅太郎”は地元のビジネスホテルで死んだのか? 18代も続く旧家がわざわざ墓石を新しくしたのか?・・・・ちょっと謎が疑問が残るところはあったが、それは読者が考えれば良いことか。

 終盤になって、夏葉子には全く愛情を示さなかった亡き夫も、実はそうでなかったらしいとも思われたし、一旦は縁を切った義父母ともごく自然体で接することができて一応、ハッピーエンドかな?
 もっとも実社会では一旦こじれたら、こう上手くは行かずに憎しみだけが残って行くんだろうな(^^;

 それにしても「姻族関係終了届」なんてものがあるとは知らんかった。思わずググってしまった。またひとつ勉強になった(笑)


 そうそう、俺は動けない状態になっての延命治療はイヤだし、死んでも仏壇や墓なんか要らねぇ〜ぞ。 葬式だって無駄な金をかけるなよ。ってここに書いても正式な遺言にならんからダメなんだよな(笑)