今年の2作品目 書店で平積みされていた本を手にとってパラパラと見て、帯の背表紙側に「全ての戦うサラリーマンに読んでほしい!」とあったのがちょっと気になって購入。
文庫本になったのは昨年のようですが、本作が刊行されたのは1988年なので、ちょうど30年前。
しかしながら、内容の古さを感じさせない。それは現在のサラリーマン社会にもありえる話だからか?
もっとも、今ならスマホやメールなど情報伝達のツールがいっぱい出てくるであろうし、あんな簡単にアリバイ工作は不可能であろうが・・・
大企業における出世競い、不倫、裏金、背任行為、オーナー経営者と出来の悪いそのジュニアなどなど、ドロドロですな(笑)
それにしても、人事異動の裏にはこうしたものが多かれ少なかれあるのかも・・・
人事マフィアか、上手いこと言うな。1回でも減点されれば、それはどんなに努力しても挽回できない。そうした点は納得はできないが、素直に実態はそうだよなぁ~と理解できる自分が悲しい (;_;)
ワンマンな経営者とそのワイフとジュニア、さらにその腰巾着たちは読んでいて腹立たしい。どんなカリスマ経営者であっても多少出来が悪くても息子に継がせたいものかねぇ。
「寄らば大樹の陰」をとるか「人間至るところ青山あり」として生きるか。。。さて、いざ問われたら (^^ゞ