今年11作品目(13冊目)の読了。
例によって書店の平積みで「このミステリーがすごい!」大賞の帯を見て購入。
三好さんの本は初めてだと思う。 もう、読み終えて2週間近く経過するのに、色々と(飲み会続きで?)バタバタしていて記録をアップしてなかった(^^;
物語の時代背景は、江戸時代の天明年間で「縁見屋の娘は祟りつきや。 せやさかい、二十六の年に死ぬ」という言う噂話が広まっているということで、時代劇ミステリーなのか?って思いながら読みました。
主役である京都の口入屋「縁見屋」の一人娘の「お輪」も本当に二十六才で死ぬのか? それはどういう祟りなのか? お輪は回避できるのか? 謎深き行者「帰燕」と侍の「島村冬吾」は味方か?それとも敵か?・・・など、気にしながら読み進めました。
あっ、そうそう「口入屋」ってなんだ?と思ったが、現代風に言えば「人材斡旋業」というか、民間のハローワークか?
それはさておき、思っていた以上に読みやすかった。 しかし、天狗が出てきて、こうした種類も「このミステリーがすごい!」の対象になるのか?と思ったが、そんな疑問を差し引いても、最後まで面白く読めました。 そんな無茶な・・・って思うこともあったが。まぁ、ミステリーなんでしょ(笑)
詳しく知らなかったが、京都で「宝永の大火」や「天明の大火」は本当にあったんだね。さすが、史実も上手いこと使っていますね。